【初心者】ガジュマルを育てはじめの1年目で起こること

ガジュマルを育て始めてどうですか?植物が家にあるとリラックスできて気持ちが良いですよね。このブログでは、1年目の方でも簡単に始められる育て方の基本のおさらいや育てる上でのちょっとしたトラブルを解消するためのアドバイスをご紹介していきます。

一年通しての水やり

まず水やりの仕方をおさらいしましょう。

  • 春夏 土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをしてください。
  • 秋冬 土の表面が乾いてから1〜2日後にたっぷりと水やりをしてください。

ここでよくご質問いただくのは「たっぷりと水をあげてください」の「たっぷり」ってどのくらいの量なんですか?と

水やりの時に鉢の底からちょろちょろと水が流れ出てくるぐらいです。
水のやりすぎは注意してください。やりすぎてしまったらしばらくの間は風通しのいいところに置いて乾かしましょう。

冬越しと夏越し

  • 冬越しの仕方

ガジュマルは最低でも0℃以上のある場所に置いてください。冬の窓際は屋外と変わらないくらい冷えるので遠ざけてください。また、暖房の風にも注意してください。

暖房の風により乾燥が進むと葉っぱが痛みやすくなります。霧吹きをしてあげると綺麗な状態が保てます。希釈できる活性液を使用してあげると効果的です。

  • 夏越しの仕方

直射日光を避けた明るい場所に置いてください。風通しの良い涼しい日陰で管理をします。
夏は成長期です。土が乾きやすいので乾いたらすぐに水やりをしましょう。

朝の涼しい時間帯に水やりをしてあげるとより効果的です。

よくあるトラブルと対処法

育てていく中でトラブルはつきものです。起こりうるトラブルと対処法についてご紹介します。

  • 根腐れ

・水やりしても元気にならない。
・根や幹が柔らかく、ぶよぶよしている。
・土が乾かない・乾きづらい。
・腐敗臭がする・土の表面にカビが生える。
・葉が落ちやすい・黄色や茶色に変色している。

根が腐ってしまうと植物全体に水と養分が行き渡らなくなりやがて枯れてしまうトラブルです。

まず根腐れを起こさない為には水やりはしっかり乾いてから、水やり後は風通しの良い場所に置く。

これさえ徹底して育てていけば根腐れしにくくなります。土の乾燥具合を見て水やりをしましょう。

もし根腐れを起こしてしまったら、

・水はけの良い土に植え替えをする。
・傷んでいる葉や幹、根を切る。
・発根剤を使用
する。

普段から水やりはしっかりと乾いてからするようにと心がければ対策はできます。トラブルを起こさない育て方を身につけていきましょう。

  • 根詰まり

・鉢の中が根でいっぱいになり水が行き渡らなくなる。
・土の表面・鉢の底から根が出てくる。
・鉢にヒビが入る。

成長期に起こりやすいトラブルです。すぐに枯れるわけではありませんが、放置すると悪い影響なので早めに対処しましょう。

もし根詰まりを起こしてしまったら、

・今の鉢より一回り大きい鉢に植え替えてあげてください。
・植え替えのおすすめの時期は春夏の成長期です。

基本的に植え替えをすれば対処できます、天気の良い日にしてあげると良いです。
土の処分は自治体によって異なりますのでお気を付けてください。

  • 葉焼け

・葉っぱが白くなる・茶色くなる。

日差しを浴びすぎると起こるトラブルです。見た目で気づくことができるので早めに置き場所を変えてあげましょう。

もし葉焼けを起こしてしまったら、

・直射日光が避けた場所・レースカーテン越しの明るさの場所に置く。
・焼けた葉っぱは切る。

焼けた葉っぱは二度と戻りませんので切ってください。綺麗な見た目を維持しましょう。

  • 肥料焼け(根痛み)

・適切な肥料を与えないと根が痛み生育に異変が起こるトラブルです。

生き生きと成長させたいとのことで通常より多い量の肥料をあげてしまうと起こるトラブルです。
枯れていくまでのトラブルになりますので対処法をご紹介しましょう。

・適量の肥料を与える。
・液体肥料の使用する。希釈できるものがおすすめ。

水やりをしすぎないように、風通しの良い・日当たりの良い場所で育てると対処できます。お部屋用の太陽光LEDやサーキュレーターでも大丈夫です。

根痛みが進んでいると本来の根のボリュームが小さくなっていることがあります。その場合は植え替えてあげると回復します。根のボリュームに合うサイズの鉢への植え替えが良いです。

枯れてしまう原因は?

水やりのしすぎによる「根腐れ」が断トツで多いです。

初心者の方はトラブルが起こった時の対処法よりもトラブルが起こらない育て方を身につけていきましょう。

害虫のトラブルと対処法

よくある害虫のトラブルをご紹介します。

害虫の種類
・カイガラムシ
・ハダニ
・アブラムシ
・コバエ

虫が苦手な方も多いと思いますが一緒に学んでいきましょう。

  • カイガラムシ

ベタつきのある葉や枝があるといる可能性が高い虫です。葉っぱが多く風通しの悪い植物によく見られます。成虫になると動きが活発になり他の植物にも被害が出る恐れがありますので見つけたら早めに対処しましょう。

・ペーパーや布で拭き取る。シャワーでしっかり洗うのも効果的です。
・葉っぱを切って風通しを良くする。風通しの良い場所に置く。
・べニカXシャインスプレーを使用する。

  • ハダニ

葉っぱの裏に良く見られる虫です。クモの巣が張られたような跡ができるのが特徴的です。繁殖力がとても高いので早めの対処をしましょう。

・枯れた葉っぱを切る。
・植物の全体を洗う。
・薄めた牛乳・コーヒーを散布する。

普段のメンテナンスを怠らなければ発生することはありません。こまめな霧吹きと月に一度のシャワーをしてあげましょう。

  • アブラムシ

新芽のまわりに良く見られる虫です。茶色いつぶつぶの見た目が特徴です。葉っぱも縮れさせ、生育に影響があるので早めの対処をしましょう。

・アブラムシを取る。
・縮れた葉っぱを切る。
・葉っぱを切って風通しを良くする。風通しの良い場所に置く。
・薄めた牛乳・コーヒーを散布する。

べニカXシャインスプレーやオルトランDXの散布もしてあげると効果的です。またシャワーで洗い流すのもおすすめします。

  • コバエ

土の周りに湧く虫です。植物の生育には害がありませんが、放っておくと増えていくので早めに対処しましょう。

・土が湿っている状況を避ける。
・有機質の肥料を与えない。
・土の表面から2〜3センチに無機質な土を入れる。
・コバエに効く殺虫剤を撒く。

対処法も簡単なので、植物への被害が広がる前に早めの対処をしていきましょう。

まとめ

ガジュマルは生命力の高く、初心者の方でも簡単に育てることができます。
最初は「この育て方であっているのかな?」と不安になり、トラブルが起こった時に上手く対処できずに枯らしてしまうことがあります。できることから少しずつやっていきましょう。

無理のない健やかな植物ライフを!